アフィリエイト系と違って、アドセンス系ブログで重要なことは、PVを集めてなんぼの世界ということです。
アドセンス型ブログで書く記事の書き方には大きく以下の2種類があります。
- お悩み解決型
- 情報提供型
本記事では、初心者ブロガーでも書きやすい「お悩み解決型」の書き方やテクニックをご紹介したいと思います。
目次
アドセス型ブログ”お悩み解決型”を書くための考え方
最初に1番重要なこと:読み手を意識した記事を書くこと
まず、アドセンス系ブログ記事を書くにあたってまず1番重要なこと。
「記事は読み手に対して書くこと!」
これができないと、単なる日記になってしまってNGです。
全く知らない他人の日記を読みたいと思いますか?
もし、著名人や芸能人の日記ならファンは読みたいと思うこともあるでしょう。。ただ、知らない第三者の人の日記は読みませんよね?それと同じことです。
アドセンス系ブログとは、多くの見知らぬ人もサイトを訪れて記事を読んでもらうことで、広告クリック型報酬が発生することで稼ぐ仕組みです。
よって、書くべき記事は、少なくとも以下のいずれかを意識して、記事を書くことが大切です。
- 読み手の共感を得る
- 読み手が納得する
- 読み手の悩みが解決する
良くある勘違い:体験談は日記になりやすいので工夫しよう
体験談をブログ日記のように書く人がいます。体験談を書くこと自体は良いことで、悪くはありません。
ただ、起きた出来事や体験を、時系列につらつら写真を貼って書いても、あまり人は読んでくれませんので注意してください。
さきにネタバレを少ししますが、体験談の場合の記事の書き方のポイントの1つは、記事タイトルと記事の冒頭の数行です。
ここで如何に読み手を引き込むかが勝負の分かれ目です。
たとえば、本屋さんで全く知らない著者の本を選ぶときに、何を参考にしますか?
おそらく「タイトル」や「本の帯のキャッチコピー」などでは無いでしょうか?
アドセンス系ブログ記事も全く同じです。記事のタイトルと最初の数行で記事が読まれるかどうか決まります。
例えば、下記は「ダイエット 痩せない お腹」の検索結果です。
記事タイトル以外に、冒頭分が記載されていることがわかります。
つまり、「記事タイトル+冒頭分」の2つの内容で、あなたの記事がクリックされるかどうか運命の分かれ道になる!ということです。
【お悩み解決型の書き方】7ブロック構成(冒頭、本文5部、まとめ)の基本構成がポイント
記事の構成書き方のポイントは以下の通りです。
- 冒頭:キャッチコピー
- 本文1部:悩み列挙(共感)
- 本文2部:悩みの原因(納得)
- 本文3部:悩みの解決策を複数(提案)
- 本文4部:おすすめの解決策と理由(絞り込み)
- 本文5部:体験談や事例(安心)
- まとめ:後押し(行動促進)
では、それぞれのブロック毎の書き方やポイントをご説明していきます。
【書き方のコツ】冒頭部:キャッチコピー
何よりも共感が最優先:疑問形や感嘆符を活用しよう。
ターゲッティングした読み手の悩みを具体的に挙げて、共感を得えることが重要部
キャッチコピーの書き方は、ある程度自由で良いが1番は読み手の「共感」を得ることが大切です。
何故なら読み手は、このキャッチコピーを読んで、この先に読み進めるかどうかを判断するためです。
共感にはいくつか手段はありますが、”感嘆符”や”疑問形”などの活用が有効です!
「下を向くと気になるぽっこりお腹。なかなか減りません!そんな方必見!」
「今年の海の水着はどうしましょうか?ダイエットしても減らないぽっこりお腹…」
など、読み手が悩んでいることを直接会話するように冒頭から入るという方法も有効な手段の1つです。
これで、読み手が「ぽっこりお腹」を気にしているなら、読みたいと思わせることができます。
読み手が得られるメリットやターゲッティングも明確化しておく
また、それ以外のキャッチコピー部のテクニックとしては、以下の要素も入れるとより良いですので参考にしてください。
- 本記事を読んで得られる読み手のメリットを箇条書き
- 本記事が誰向けに書かれたものなのか
などです。
例えば、こんな書き出しで書いてある記事です。
読み手は、限られた時間で数多くのネット上の情報の中から、価値ある情報を引き出したいはずです。
「自分の知りたいことにあってるか?」ということを冒頭部に簡潔にわかりやすく記載しておくようにしましょう!
例えば、「2歳時の子育て」という悩みを持っている人がいたとしても、”シングル女性で第1子の女の子”に関する悩みと”両親がいて第2子の男の子”に関する悩みはかなりことなってきますよね?
そのターゲッティングを明確にするためにも、冒頭部で”誰に”向けた記事であるかを明確化しておくことが大切です。
【書き方のコツ】本文1部:悩み列挙(共感)
更に読み手の悩みを列挙して、共感を深堀りしていこう
「悩み」というのは性別や仕事や私生活、家族環境や友人関係などから、年齢や季節など条件との因果関係が深いことが多いです。
例えば、「太っている」というとこを悩む人がいたら、その理由は”婚活したいから”、”夏が近いから”、”職場の周りがスリムだから”など、その人その人で違ってきますよね?
そこを深堀してあげることです。
ではどうするか?
具体的な方法として、”冒頭部”で読み手の条件を「年齢」「性別」などある程度絞っているはずですから、そこから読み手の環境を経験則から想像しましょう!
たとえば、太っていることを悩む30代未婚女性なら、”婚活”か”職場関係者からの見た目”を意識していることが多いと仮定して、そのシチュエーションに共感するようなコメントを書くイメージです。
また、悩みは1つでないことが多いので列挙する方法も良いですが、注意しなければならい点が1つあります。
それは、「関係性のない悩みを列挙すると問題点が発散して収拾がつかなくなる」ということです。
ブログ記事の場合、”ダイエット”や”子育て”などの悩みを複数列挙して読み手と共感しても、この先記事を読み続けたら、ダイエットのことを解決するのか、子育てのことを解決するのか混乱してしまいます。
よって、ダイエットの記事なら、ダイエットに関する悩みを列挙するようにしましょう!
【書き方のコツ】本文2部:悩みの原因(納得)
悩みの根本原因を納得型で伝える
各悩みの原因を読み手に伝えてあげましょう!
ここでのポイントは「納得型」の書き方テクニックを使うことです。
例えば、以下の通りです。
【共感型】
「あなたは、寝る前にカモミールティを飲むと胃腸がよくなったという経験はありませんか? それはカモミールティは、ハーブティーとしての香りがリラックス効果が期待できるため夜ぐっすり寝れて、更に保湿効果があるため美容に良く、胃の粘膜を保護する働きがあるからです。」
【納得型】
「胃腸を改善するには、就寝前にカモミールティを飲むことです。カモミールティは、ハーブティーとしての香りがリラックス効果が期待できます。また、保湿効果があるため美容に良く、更に胃の粘膜を保護する働きもあります。この良質の睡眠と胃の粘膜保護によって、胃腸の改善に繋がります。」
【共感型】は読み手の経験に問いかける切り口なのに対して、【納得型】は相手を納得させる切り口から入っていることがわかるかと思います。
悩みの原因については、この納得型の書き方を利用することで、次の文章ブロックである解決にスムーズにつなげることができます。
【書き方のコツ】本文3部:悩みの解決策を複数(提案)
悩みの解決案を複数列挙して書こう
読み手に、悩みの原因を納得させたところで、その解決策を複数列挙しましょう。
ここのポイントは解決策を複数(できれば3つ以上)列挙することです!!
その理由は、以下の通りです。
- 読み手が知らない解決策を教える
- 読み手にそれぞれの解決策の実現困難度を認識させる
① 読み手が知らない解決策を教える
読み手の経験から、まだ知らない解決策があるかもしれません。新たな方法を教えるということですね。
ぽっこりお腹をなくすエクササイズでも、数多くの方法がありますので、読者にとって「新たな発見」になるかもしれませんので、数ある方法をまずは列挙しましょう。
ただ、数が多すぎても読み手が混乱するため、3~5個に絞ったほうが良いかと思います。
② 読み手にそれぞれの解決策の実現困難度を認識させる
読み手は、いくつかの解決策を読んでいるうちに、「これは無理だな」「やれそうだけどどうかな?」と自然と自分なら可能どうか、と想像していきます。
読み手の経験則上、悩みの解決策のいくつかは、他でも聞いたり調べたりして知っていることも多いでしょう。
ここで、それを今一度再認識させるということもここでのポイントです。
それを改めに認識させることで、次の文章ブロックである絞り込みにつながります。
【書き方のコツ】本文4部:おすすめの解決策と理由(絞り込み)
解決策を絞り込んで、おすすめの1つを提案しよう
ここのポイントは、書き手が考えるベストだと思う解決策と理由をしっかり意見することです。
悩みの解決策は、当然、いくつもあってそれぞれメリット・デメリットがありますし、人によって意見も変わってきます。
なので、「絶対的な正解はない」と思って、深刻にならずにある意味気楽に書きましょう!
私も経験的にありますが、記事を読み返して、半年たったら自分の意見も変わってきたりします。。
大切なことは、意固地にならずに柔軟に物事を考えて、対処することです。なので、そのとき考えて絞り込んだベストな解決策を率直に伝えて(記事に書いて)あげましょう。
【書き方のコツ】本文5部:体験談や事例(安心)
自分や身近な人の体験談を入れてあげると読み手は安心する
絞り込んだ解決策に対して、体験談があるとより納得感がます上に、読み手は安心します。
1番のおすすめは、書き手の具体的な体験談をここで加えることです。
そうすることで、読み手が書き手に対する信頼感や親近感が高まり、ファンになる可能性があります。ファンになるとブックマークなどにより、定期的にサイトに訪れるようになるかもしれません。そのような副次効果が期待できます。
ただ、そうそう個人の体験談はあるものでもありません。その場合は、ネット上の体験談口コミなどでもよいですね。
これは、行動心理学の「ウィンザー効果」と呼ばれるもので、第3者の体験やレビューなどで安心感を得るというものです。
他に、著名人や有名人が同じ手法をやっていると、影響力がかなり大きくなるケースもありますので、事前に調べてみると良いでしょう。
【書き方のコツ】まとめ:後押し(行動促進)
解決策への後押しをしてあげよう
人は行動を先延ばしにする傾向がある生き物です。
悩みの解決策がわかったところで満足して、行動に移せないから悩みが続いているというケースがほとんどです。
よって、悩みを解決したい!と考えている読み手に対して、解決策の提案だけにとどまらず、行動をうながしてあげることが「本当の良い記事」であると、私自身は考えてます。
記事を最後まで読んでもらった感謝の気持ちを込めて、「まとめ」では、これまでの内容を簡単にふりかえりつつ、背中を押してあげらえると良いですね。
- 記事の振り返り(簡潔に)
- 背中を後押しするコメント
- 読んでくれたことへの御礼
さいごに:悩み系はペルソナの数だけ書き方が違う 『絞り込みが重要』
ここまで、『悩み解決型』ブログ記事の書き方やテクニックを紹介しました。
冒頭部の書き方でお伝えしたように、読み手のターゲット層(ブログ界ではペルソナと呼ぶ)によって、本文1部の共感する部分から書く内容が変わってくることがわかったと思います。
つまり、それだけお悩み系の記事の場合は別に書く必要があるということです。
逆に例えば、冒頭部を汎用的にボカシて誰でも受け取れるような文書を書いたとしましょう。誰にとってもピンとこないような文章になってしまって、最後まで読まれない記事になってしまいます。
読み手の共感を得るためには、最初に「どのように」「どれだけ」ターゲットを絞るか、ということをよく考えてから記事を書き始める、ということも重要なことの1つだと覚えておいて頂ければと思います。
以上、今回はここまでです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
また別記事でお会いしましょう。
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