記事を外注する際に発注前に気を付けることは多くあります。
折角外注した記事の出来が悪いと、「添削」に多くの時間がかかり、最悪自分で記事を書くよりも時間がかかることがあります。
例えば、
- 外注した記事が粗悪で、ほとんど自分で書き直した
- 外注した記事の目的が迷走していて何の記事がわからない
- 外注した記事が他の記事のリライトだった
ということががあります。このような場合は、再度書き直しを依頼して、余計に添削時間がかかる、なんて事態も起こります。
このようなことを避けるためにも、、本記事は、『商品』の記事を外注する場合の書き方で、注意するポイントやコツをご紹介していきます。
目次
商品記事を書く場合の考え方
商品は余計な情報を書かないこと
読者の購買意欲の段階によって書き方のテクニックは違ってきますが、物販系に限っては、エステや脱毛などの商材よりシンプルです。
物販系の読者はいずれかのパターンです。
- 噂やネット情報から商品とは?知る(認知)
- 商品の評判や体験談から自分に合うか知りたい(興味)
- 商品の比較や価格を知りたい(検索)
- 商品を購入する直前(行動)
よって、上記のいずれの場合であっても、あくまで「商品」に関する情報を”効率よく知りたい”という欲求が一番最初であることがわかります。
つまり、明確かつ具体的な文章を書くということが重要になります。
読者はセールトークに飽きていることを理解すべし
物販系記事は、ついついセールストークを繰り返しハサミがちです。
セールストークは問題ありませんが、「〇ネット」や深夜のネット通販番組などの影響もあり、定型文言を途中途中でハサみ過ぎると、読者は飽きます。最悪、ページから離脱するでしょう。
よって、同じセールストークでも言い回しに変化を加えた表現で、適度に誘導することが大切です。
読者の購買欲求段階に応じて言い回しを変えること
ネットで商品を購入する場合、必ず購買欲求段階というものが読者に存在します。
それに応じて、セールストークの中身や言い回しを変えることが重要です。
- 噂やネット情報から商品とは?知る(認知)
- 商品の評判や体験談から自分に合うか知りたい(興味)
- 商品の比較や価格を知りたい(検索)
- 商品を購入する直前(行動)
例えば、①~②であれば、まずは「商品を欲しい」と思わせるセールストークを思わせることが重要で、③~④であれば、「今買わなければ損しますよ」というセールストークを多くするということです。
記事を外注する場合のチェックポイント【コツ】
記事を外注する場合、チェックするポイントを予め伝えておくことが重要です。
そのチェックする観点は以下の通りです。
- 物販系記事特有の「明確でわかりやすい書き方」の具体的なルール決め
- 記事の類似チェック
- 中間報告(レビュー)の期日管理で手戻りを回避
- コミュニケーションルール
上記のポイントによって、記事の品質と作業効率化ができます。
① 物販系記事特有の「明確でわかりやすい書き方」の具体的なルール決め
以下のような物販系ならではの書き方ルールを決めることをおすすめします。
- 結論は明確に。そして短く20字~30字を目安に
- 長文は短文に。30~40字を目安に
- 形容詞は具体的な言葉を加える
- 文書毎の語尾は変化をつける
- 「~という」はカット
- 「~と思います」はカット
- 「これから説明します」的な前置きもカット
- 「〇〇のようです」憶測や想像は控える
という一部の例です。
外注する場合、独特な個性を持った人も出てきます。その場合は、上記ルールをテンプレート化したあとに、独自ルールを追加していくと良いでしょう。
【外注のちょっとしたコツ①】書き手の気持ちも考えてあげることが吉!
ここで外注することでの大切なことを1つお伝えておきます。
「書き手も稼ぎたいから文字を増やそうとする人もいる」
ということを理解しておいてください。そうすると余計な文書をついつい追加してくるんですよ?でもそれを添削して消すと発注者側にも負担になる。。
なので、良い記事の文書を書けるなら単金をあげるなり、別のことで稼ぐ方法を提案してあげてください。
そうすることで、お互いにWin-Winになり、お互い無駄な添削時間や書き直し時間が減り、効率化ができます。また、良い関係もにもつながります。
よって、あくまで発注者から一方的にならず、書き手のことも考えたうえで、文書ルールを提示するようにしましょう!
② 記事の類似チェック
書き手が記事を仕上げる場合、他の記事を参考にすることは仕方がないことですが、
ただ、それをそのままリライト(一部書き直し)してくるようではダメダメです。
しっかり、リサーチして情報を自分なりの意見で仕上げてもらうことが望ましいこと。
ただ、マネするな!と伝えても、書き手側にとっても、どこまでの文書が似通っているかが判断つかないことで困ることだと思います。
そこで、対処方法として、類似チェックを書き手側でも、記事の提出前にセルフチェックしてもらうようにすると、添削の時間が減って効率的です。
記事の類似チェックサイトは、無料のツールでもいくつかありますし、その時々の自分の利用しているチェックツールを書き手に紹介してあげるとよいでしょう。
③ 中間報告(レビュー)の期日管理で手戻りを回避
期日管理とは、外注先(書き手)のスケジュール管理のことです。
初めて外注する人に対して、記事を外注して完成まで放っておくことはおすすめしません。
その理由は、記事の方向性や品質などが違っていた場合、大きな手戻りとなり、双方にとって大きな損害になるからです。
よって、中間報告をいくつかのタイミングで入れて、その期日を含め、管理するようにしましょう。
個人差はありますが、個人的には以下がおすすめです。
- 記事のアウトライン(h2タグ)を仮決めするタイミング
- 記事の冒頭と最初の2hを書いたタイミング
- いったん最後まで書き終わったタイミング
上記の中間報告の後に、誤字脱字のセルフチェックや画像などを入れてもらって、完成(納品)という流れが良いです。
もちろん、記事設計や画像入れなどは、外注対象外とする人もいるでしょうから、その辺はケースバイケースということですね。
あと、、外注先との信頼関係が出来てきたあとは、最初のアウトラインぐらいだけ決めておけば、後はお任せ、というケースが多くなり、かなり負担が減らすことができます。
④ コミュニケーションルール
記事の進捗度合は、さきほどの期日管理の中間報告で把握できます。
ただ、想定外の事態が起きた時のコミュニケーションルールをしっかり事前に決めておきましょう。
それがあることで、双方の信頼関係が強まります。逆にないと不信感やいらだちにつながることもあります。
例えば、家族の事情などで急にしばらく執筆ができなくなったり、子供がインフルエンザにかかってその後家族に蔓延する、などは記事外注の世界ではよくあることです。
その場合に、しっかり連絡する方法を決めておくことが、基本的なことですが、大切なことです。
【外注のちょっとしたコツ②】“相談”というコミュニケーションルール
それ以外に個人的なおすすめなのが、“相談”というコミュニケーションルールを決めておくことをおすすめします。
その理由は3つあります。
1つ目は、記事を執筆する途中で、方向性や書き方で迷ったりする場合、早めに方向性を決めることで、執筆の手戻りが少なくなり効率性が高くなります。
2つ目は、迷うと書く手が止まったり、考え込むと時間が多くなるとモチベーションが下がりますのでその防止対策になります。
3つ目は、最初に決めたアウトラインよりも、他に良いアイデアが浮かんだりした場合、そちらの方向修正に柔軟に対応することもできます。
記事を外注した時のあるある体験談
これまで記事を外注した場合の体験談をまとめてみました。
以下の内容を参考に、今後外注する際に事前防止策に役立ててください。
仕上がった記事に対する失敗談
- 単純に商品のスペックを紹介しただけの記事になっている
- こちらの意図を組んだ記事があがってこない
- おすすめ商品を意識した記事が書けない
- 不要な場面で過剰なセールス
- 記事のタイトルと記事の内容があっていない
- 憶測や想像で書いた記事
- 読み手(購入者)のメリットが伝わらない
などです。
では、なぜ失敗したか?分析した結果が以下の通りです。
記事がそうなってしまった原因
- 方向性がわからない
- ペルソナが定まっていない
- 読み手の購入欲求段階がイメージできていない
- セールス記事の書き方そのものがわからない
- 商品のリサーチ不足
- 商品を買った後の行動をイメージできていない
いずれも、本記事のおすすめ記事の書き方でご紹介した方法で回避するようにしましょう。
まとめ:記事外注は「事前ルール」と「外注管理計画」がすべて
記事外注は「添削」に時間が掛かって大変というマイナスイメージがネット上に多いような気がします。
ただ、しっかり「事前のルール決め」と「依頼期間中の基本的な外注管理計画(本記事の内容)」をやれば、効率よくかつ鮮度のよい情報を得ることができて、大きなメリットを得ることが出来ます!
最初からうまくいく人はあまりいません。なので、臆することなく是非トライしてみてください。(^^)/
以上、今回はここまでです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
また別記事でお会いしましょう。
本記事に関する問い合わせや質問に関しては、
こちらのフォームからお気軽にご連絡ください。